1歳児は、自我の誕生と模倣の時期です。
「自分でする!」と大人がしようとすると、できないことでも自分でしようとする気持ちが現れ、自分の要求を通そうとします。ももやまでは、その気持ちを大切にして、もっとしたいという気持ちを育てていきます。 又、大人(親や他の子の親、保母)や異年齢(年上の子)の人と接することも大切にします。その中で、じっと見てまねをしながら成長していきます。
ももやまでは、自分でもできるかも? やっとみようの気持ちを大切にします。
又、身体を動かして親子で十分に外遊び(砂遊び、どろんこ遊び、水遊びなど)をすることにより、心も身体も開放し、五感を刺激し、子ども本来の自分で成長していく事を見守ります。
2歳児とは、身の周りの物事や身近な大人や友達にも興味をもつようになり、まね(模倣)したり、関わりあいを持とうとするようになります。
また、自我もめばえ、「自分が」「自分で」「イヤ」と自己主張が増えるため、親の言う事を聞かなかったり、友達とトラブルになったりすることも多いです。そんな時、すぐに大人が手をだしてしまうのではなく、見守りながらじっと待ち、色んな事を十分に体験させる事が大切です。友達や大人との関わりの中で、失敗をくり返しながら少しずつ自分で考え、自分で行動できる力が身についていくようになるのです。
子育て楽しんでいますか?
3歳児は反抗期にあたり、とても大変な時期です。
また、仲間との遊びが楽しくなり、かかわりが増す分、自分たちで解決するだけの言葉が育っていないため喧嘩も頻繁になります。この時期の喧嘩は成長にかかせません。
ぺんぎん組では、身の回りのことができるようにひとりひとり発達に合わせて援助します。また、少なくなった自然をもとめてテクテク歩き、自然の中で身体を十分に使って遊んだり、自然の物に直接触れ五感を通して体験することを大切にしています。
「三つ児の魂、百まで」と言われるように3歳児は幼児期にとりわけ大切な節目の時期です。
4歳児は仲間と遊びこみ、しゃべりこみ、仲間や集団に支えられて大きく飛躍する時期です。
話し言葉の完成期といわれ、約3000語ほど獲得して自分が経験した事を羅列的に話すだけでなく自分の思い(楽しかった、おもしろかった、恐かった)をのせて話せるようになります。また、相手の事も考えられるようになり、他者を意識しながら自分を語れるようになります。
そして、仲間との結びつきも強くなり、仲間とのごっこ遊びや簡単なルールのある集団遊びのおもしろさが分かってくる時期です。また、「ぼくも使いたいんだけど貸してあげる」「鬼はイヤだけど、がんばってやってみる」など、自分の感情をコントロールする自制心も見え始め、集団参加への力が育っていきます。
5歳児は、これまで培ってきた力が土台となり、さらに発揮していく時期です。
たくさん歩いた足は、御在所岳や東山動植物園まで歩ける強い足腰になり、
思いきり動かして遊んだ手足は、なわあみや釘打ち、縫いものなど細かな作業ができる指先になり、
リズム体操で培ってきた体は、側転・ブリッジ・とんびのジャンプ・竹馬など、全身のバランスよく動かすことができるようになります。
そして、その1つ1つの課題の中で、みんなで「すごいね!」「がんばれ!」と励ましあい、支えあって目標に向かって挑戦し、自分の力を信じて最後までやりぬく力が育ちます。
仲間との集団遊びも、自分の気持ちを伝えたり、友達の気持ちに気付いたりしながら楽しむ中でコミュニケーションがとれる豊かな言葉の力が育ちます。
子どもたちは仲間と一緒に、豊かな体験を通して1つ1つ小さな自信を積み重ね、心も身体もしなやかでたくましく育っていきます。